クリヤ・ヨガの行法

パラマハンサ・ヨガナンダの科学的瞑想法と実践のしかた

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クリヤ・ヨガの道の瞑想法

彼の『ヨガ・スートラ』の中で、聖哲パタンジャリはヨガを「意識の中に生ずる動揺を静止させること」と定義しています。パラマハンサ・ヨガナンダはこれを「心の動きを制止すること」と訳すことができるとしています。言い換えれば、ヨガは超意識的知覚に必要な完全無欠の内なる静寂と集中力を生み出すと言えます。

プラーナヤーマ(生命エネルギーの統御)というクリヤ・ヨガの行法を用いることによって、瞑想中のヨギは、普段外側に向けられている始終落ち着きのない意識を沈め、心と生命エネルギーを内側に向けます。この行法によって、混沌とし動揺した意識は、内なる静寂と最終的な魂の至福へといざなわれます。

これらのプラーナヤーマ行法を統合的な体系の一部として実践すると、古代のヨガ科学がもたらす恩恵を最大限受けることができ、聖なる目標に到達することが可能になります。

活性化の技法

活性化の技法は、パラマハンサ・ヨガナンダによって開発された一連の心身の訓練方法で、体を瞑想に向けて整えるために行います。規則的に訓練することで、心と体をリラックスさせ、意志の力を強化します。この技法は、呼吸と生命力と集中力を用いて意識的に体内に大量のエネルギーを取り込むことを可能にし、その結果、体の各部を段階的に一箇所づつ浄化し強めます。活性化の技法にかかる時間は15分ほどで、ストレスや神経の緊張を取り除くためのもっとも効果的な方法の一つです。瞑想前にこれを行うと、静かに内面に集中した意識状態に入るのに大いに役立ちます。

ホン・ソー集中法

ホン・ソー集中法は、人間が潜在的に持つ集中力を高めるのに役立ちます。この行法を実践することによって、思考やエネルギーを、気を散らす外部のものから引き上げ、達成すべき目的や解決すべき問題に集中させることができるようになります。あるいは、この集中させた注意力を、自分の内にある聖なる意識を悟るために用いることもできます。

オーム瞑想法

オーム瞑想法は、集中力を最も高度な形で用いて、私たちの真の自己が持つ神性に目覚め、神性を開花させていく方法を教えています。このいにしえの行法は、あらゆるものに浸透する、聖なる存在を経験する方法を教えてくれます。この聖なる存在は、「オーム」もしくは「神のことば」「聖霊」として知られ、万物の背後に存在して万物を支えています。この行法によって、体と心の限界を超えて意識が拡大し、自分の無限の可能性を、喜びあふれて知ることが可能になります。

クリヤ・ヨガ行法

クリヤは、ラージャ・ヨガのプラーナヤマ (呼吸の制御) 技法の中でも非常に高度なものです。クリヤは、脊髄と脳を流れる精妙な生命エネルギー(プラーナ)の流れを強化し、活性化します。インドの古代のリシ(賢者)たちは、脳と脊髄を、生命の木として見ていました。脳脊髄にある、生命と意識の精妙な中枢(チャクラ)からエネルギーが流れ出て、人体のあらゆる神経、器官、組織に活力を与えています。
ヨギたちはクリヤ・ヨガの特別な技法によって、この生命の流れを、脊柱に沿って上下に絶えず循環させることで、内なる進化と覚醒を大幅に速めることができるのを発見しました。クリヤ・ヨガを正しく実践すれば、心臓と肺と神経組織の通常の活動を、自然に低下させることができます。すると、心と体の内に深い静寂が生み出され、思考、感情、感覚によって絶え間なくかき乱される状態から、注意力を解き放つことができます。この澄みわたる内なる静寂の中で、人は心の平安の深まりを経験し、自らの魂と、そして神と同調した状態を経験するようになります。この技法はクリヤ・ヨガの伝授を受ける申請資格を持つ、Self-Realization Fellowship のレッスン受講者に授けられますが、その前に一定期間、パラマハンサ・ヨガナンダが教えた前述の3つの技法を学び、実践する必要があります。

「クリヤ・ヨガは神を知るための最高の方法です。かつて私は、神を探求してインド中を旅しました。そして多くの偉大な大師たちの口から英知の言葉を聞きました。ですから私は、SRFの教えの中には、神と偉大な大師たちによって伝えられた最高の真理と科学的技法が含まれていると断言することができます」

パラマハンサ・ヨガナンダ
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実践のしかた

パラマハンサ・ヨガナンダのSRFレッスン(通信講座)

この霊の道をもたらした悟りに達した大師の方々の願いは、これらの聖なる行法は、それを決して他人に漏らさないと誓った者にのみ与えられるべきというものでした。この古くからの原則は、この技法の内容が書き換えられることなく次の世代に確実に受け継がれ、また求道者が自己鍛錬に集中し、自ら師になろうとして脇道にそれてしまう可能性を排除するためのものです。

古くからの霊的伝統を引き継ぎ、Self-Realization Fellowship は、この卓越した霊的技法をSRFのレッスン受講者にのみ開示しています。どなたでもお申込みいただけるこの家庭学習用通信講座は、パラマハンサ・ヨガナンダが教える瞑想のクリヤ・ヨガ科学を学ぶための第一歩です。

「クリヤ・ヨガによって個々の魂が救われること、これが私にとって唯一の目的である」と、パラマハンサジは彼のバガヴァッド・ギーターの注釈書『God Talks With Arjuna』の中でおっしゃっています。

受講を開始して最初の一年間は、基本となる3つの瞑想行法(前述)と、バランスのとれた霊的な生き方の根本原則について、パラマハンサジの教えを学びます。このような導入段階を設けるのは、目的があります。ヒマラヤを目指す登山者は、登頂の前に、まず高度順応し、体調を整えなければなりません。同様に求道者は、自分の習慣や思考を順応させ、集中力や信愛で心を整え、体の生命エネルギーを操る訓練をするために、導入期間が必要になります。こうしてヨギは、悟りに至る脊柱の本道を駆け上がるための準備が整います。

およそ8カ月の準備と訓練の後、クリヤ・ヨガの技法の伝授を受けるための申請資格を得て、正式にパラマハンサ・ヨガナンダと、そして同じ系譜に立つ悟りを開いた大師の方々と、由緒ある師弟関係を結ぶことができるようになります。この段階に進むことを選択されない場合でも、引き続き、Self-Realization Fellowship のレッスンを受講していただけます。

クリヤ・ヨガは解脱に至るための最も早く効果的な方法ですが、最終的にクリヤ・ヨガの伝授を受ける決心をしても、しなくても、修行に熱心に取り組むすべての求道者は、Self-Realization Fellowship が教える瞑想の基本行法(前述)によって、至高の神の意識に達することができるというパラマハンサ・ヨガナンダの言葉が真実であると知るでしょう。

レッスンに申し込むと、これらの技法の総合的な解説を受け取ることができます。そこには、パラマハンサ・ヨガナンダが長年にわたり直接弟子たちに指導された教えの詳細が含まれています。さらに、SRFレッスンの受講者には特別に、直接指導またはオンラインにて、パラマハンサジの直弟子や他の熟練SRF僧侶が、音声やビデオで技法を解説した教材が提供されます。

Self-Realization Fellowship のレッスンをまだ受講していなくても、私たちのウェブサイトにある基本的な説明とガイド付き瞑想で瞑想の基本を学ぶことができます。いますぐご利用いただけますので、瞑想によってもたらされる様々な恩恵をぜひご体験ください。

「プラーナヤーマは、単純な祈りや心を感覚的刺激から切り離すための他のあらゆる方法より、いち早く結果をもたらします。あなたは Self-Realization が教える技法によって、一度の人生の中で神の悟りに達することができるのです。瞑想(意識を内側に向けることではじめて可能になる)は、あなたが睡眠中に潜在意識的に感じる神なる平安と喜びの状態を、心の完全な制御をもって、顕在意識下で意図的に経験することです。プラーナヤーマーによって視聴嗅味触の五つの感覚電話から意識を遮断することで、あなた自身の意志によって睡眠中よりも千倍も強化された状態(平安と喜びの状態)を生み出すことができると、大師の方々は教えておられるのです。・・・このようにして感覚的刺激を遮断することができれば、あなたは神の祭壇に到達することができるでしょう」

パラマハンサ・ヨガナンダ

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