はじめに:
人生において困難な状況に直面したとき、誰もが恐怖を感じることは自然なことです。
しかし、パラマハンサ・ヨガナンダがその教えの中で、私たちがバランスと落ち着きを保ちながら人生の障害を乗り越えられるよう、具体的な方法と絶え間ない励ましを与えてくださっていることを知るのは、素晴らしいことです。
SRF/YSS会長のブラザー・チダナンダは、不健全な恐れに見舞われることを次のように述べています。「私たちは、それらの存在を否定せず、見過ごすこともありません。だから、それらが生じた時には、勇気と自信を持って、そしてクリヤ・ヨガの力を通じてあらゆる恐怖、あらゆる心配や不安を打ち消す霊的な方法を用いて、それらに立ち向かうのです。」
パラマハンサジは、世界に広めたクリヤ・ヨガの瞑想技法と併せて、私たちの勝利に満ちた、恐れを知らない精神を目覚めさせるための多くの有益な方法を示されました。彼は、私たちが必要とする時はいつでも、その英知を実践するよう導いておられます。以下に、彼の指導の一例をご紹介します。
パラマハンサ・ヨガナンダの講演と著作より
恐怖が、精神的な無気力や麻痺、あるいは落胆を生み出すことを決して許してはなりません。その代わりに恐怖を、落ち着きと慎重な行動へと駆り立てる原動力とし、軽率さと臆病さの両方を避けるようにしてください。「恐怖を直視すれば、それはもはやあなたを悩ませることはなくなるでしょう」と、私のグル(スワミ・スリ・ユクテスワ)は賢明にも助言されました。
恐れを知らぬ心こそ、霊的な人生の家を築くために不可欠な、堅固な岩盤です。恐れを知らぬ心とは、神への信仰、すなわち神の保護、正義、英知、慈悲、愛、そして遍在に対する信仰を意味します
不安に襲われたときは、手のひらを胸の肌の上にじかに当てて、左から右の方へこすりながらこう念じなさい。「天の父よ、私は自由です。この不安を、私の心のラジオから取り除いてください」と。ちょうど、ラジオの雑音を消すようなつもりで、心臓を左から右へこすりながら、心の中の不安が消えるように一心に念じつづけていると、それは消えます。そして、代わりに神の喜びが感じられるようになります。
どんなに忙しくても、私たちは時折、あらゆる心配事や義務から心を完全に解放すべきです。それらを心からシンプルに追い払うべきなのです。 それらのために私達が創造されたのではなく、それらは私たち自身が作りだしたものです。だからそれらに苦しめられることを許してはなりません。圧倒されるような精神的な試練や心配に襲われたときは、眠りにつくか、あるいはさらに良いのは、深い瞑想に入ってみてください。そうすることができれば、目覚めたとき、あるいは瞑想を終えたときに、精神的な緊張が和らぎ、心配があなたを掴む手が緩められていることに気づくでしょう。
心が落ち着くまで瞑想し、それから問題に意識を向け、神の助けを深く祈ってください。その問題に集中すれば、心配によるひどいストレスを感じることなく、解決策が見つかるでしょう。
毎晩、眠る前にこう断言しなさい。「天の父がいつもわたしと一緒にいてくださる。わたしは守られている」と。そして心の中で、自分が神とそのエネルギーに取り囲まれていて・・・「オーム」または「神よ」と三回唱えなさい。そうすれば神のすばらしい守護を感じるでしょう。恐怖を捨てることが、健康への唯一の道です。あなたが神との霊交を果たしたとき、神そのものがあなたの中に流れ込んできて、自分が不滅の魂であることを自覚するでしょう。
意識を神に向け続けていれば、恐れはなくなります。そうすれば、あらゆる障害も勇気と信仰によって乗り越えられるでしょう。
神から助けと力を引き出す技法を学びたいと思いませんか?2025年1月にオーストラリアのシドニーで行われたブラザー・チダナンダの講演の抜粋をご覧いただけます。この講演では、SRF/YSS会長が、パラマハンサ・ヨガナンダによるガイド付き瞑想をリードし、神のポジティブな聖なる波動と同調することで、破壊的な恐怖を克服する方法について解説しています。