世界中のSRF会員と有志の方々からの寛大なご支援により、SRFハリウッド寺院、インディア・ホールへの大型エレベーターの設置がついに完了いたしました。これによって、すべての人がこの歴史的場所にアクセスできるようになりました。ハリウッド寺院とインディア・ホールはいずれも、パラマハンサ・ヨガナンダご本人によって建てられ、師はこの場所で何年にもわたり教えを説かれました。そのためこの場所は、世界中のSRF/YSS信者にとっての聖なる巡礼地とみなされています。
今年6月、このインディア・ホール・プロジェクトの落成を祝う、喜びの除幕式が行われました。
パラマハンサ・ヨガナンダによるインディア・ホール落成式
1951年、インディア・ホールの落成式のスピーチの中で、パラマハンサ・ヨガナンダはこう言われました。「ここでは、東洋と西洋の人々が文化的交流を持ち、知的・哲学的経験を分かち合うことができます。」
インディア・ホールはこの理想を促進する多様で幅広い目的に使用されてきましたが、建物の低層階にあたる講堂部分へのアクセスを改善することが必要とされてきました。以前は、建物のこの部分へは階段を使うしかなく、一部の訪問者の方には多大なご不便をおかけしていました。しかし現在は、すべての方々にとってアクセスしやすくなりました。
また、エレベーター設置プロジェクトと並行して、寺院庭園の歩道の安全性を盤石にするための工事が行われましたが、その際には、寺院敷地における当時の工事で設置されたコンクリートが残されました。一連の作業を通じ、パラマハンサジご自身が手掛けられた景観デザインが保持され、グルのご存命中に植えられた木々が大切に守られるとともに、新たな品種が加えられました。
テープカットおよび式典――喜びの落成とはじまり
6月に行われた除幕式では、SRF理事会を代表してシスター・プリーティが次のような言葉で完成したエレベーターを落成させました。「本日ここにお越しになられた皆さまと、将来お越しになられるすべての方々に、聖母様と愛するグルデーヴァの祝福をお祈りいたしますとともに、私はここに、喜びを込めてこのテープをお切りし、マスターの聖別されたインディア・ホールへのさらなるアクセスを可能にします。ジャイ・グル!」
テープカットに続くインディア・ホール講堂での式典では、4年間の資金調達のキャンペーンと工事のあいだ、ハリウッド寺院の主任聖職者を務めたブラザー・アニラナンダが、次のように述べました。「今日という日は、私にとってとても感動的な、涙で迎える日です。これ以上ない喜びの涙です。・・・マスター[パラマハンサ・ヨガナンダ]は、世界中の信者が力を合わせるパワーの実例として、私たちにこの宝石のようなプロジェクトを下さいました。・・・ですから、喜びとともに前進していきましょう!」
待ちに待ったこのプロジェクトの完成の実現にお力添えいただいた皆さまに、SRFは深く感謝いたします。聖なる霊感の高まりと喜びに満ちた親睦のための場所であるインディア・ホールへのアクセスが強化されたことによって、パラマハンサ・ヨガナンダのハリウッド寺院に訪れる世界中の多くの誠実な魂たちは、今日、そしてこの先何年も、大きな恩恵を見いだすことでしょう。
建設の概要を伝えるビデオ
SRF副会長ブラザー・ヴィシュワナンダが出席した起工式から、インディア・ホール屋外駐車場のアスファルト舗装仕上げまで、エレベーター設置プロジェクトの全容を描いた感動的なビデオがご覧いただけます。